新浪娱乐

俳優の山田孝之が、ノンフィクションベストセラー小説「凶悪−ある死刑囚の告発−」(新潮文庫刊)の映画化作品『凶悪』で主演を務めることがわかった。獄中の死刑囚が知られざる殺人の余罪とその首謀者がまだ捕まっていないと告白したことから衝撃の事実が明るみになり、首謀者逮捕に至った実際の事件を題材にした本作。山田は死刑囚の告発の手紙を受け取り、事件の真相を世に暴いた雑誌記者・藤井、共演のピエール瀧が死刑囚・須藤、リリー・フランキーが首謀者と目される「先生」(役名・木村)を演じている。
  脚本を読んで「ぜひこの作品に参加したいと思いました」と語る山田は、「タイトルの通り『凶悪』な内容ですが、雑誌記者である藤井が、須藤と木村の狂気、事件の異常さに触れて変わっていくところ」に面白さを感じたという。「人間誰しもが持つ二面性を、リアリティーをもって伝えることができれば」と意...